金糸雀
2013-04-17 Wed 22:36

    唄を忘れた金糸雀は

    後の山に棄てましょか

    いえいえ それはなりませぬ



    金糸雀1



    唄を忘れた金糸雀は

    背戸の小藪に埋(い)けましょか

    裏庭の小藪にうめましょうか

    いえいえ それもなりませぬ




    金糸雀2a



ならば痛むこころはどこに棄てればいい


恋しい気持ちはどこに埋めればいい



金糸雀7



逃げた鳥はどこを探せばいい




僕はどうすればいい


金糸雀3




・・・


金糸雀4








来てくれたんだ



金糸雀12





金糸雀13





袖に ねぇ 袖に隠しているのは・・・



金糸雀14



『 目ざといね 今朝うちの椿の枝で鳴いていたよ 』



金糸雀11a


『 ご主人の気持ちを伝えに来てくれたんだろうね 』



      椿の花2



ああ、おまえ  ありがとう
   

      椿の花3




      唄を忘れた金糸雀は



金糸雀10a



      象牙の船に銀の櫂(かい)


金糸雀9



       月夜の海に浮べれば



金糸雀5



        忘れた唄をおもひだす



金糸雀6a




  
  黄色い文字で書かれた詩は童謡の『かなりや』です。
  
  西條八十(さいじょう やそ)の詩集、『砂金』に入っているせつなく物悲しい情景の詩です。

  子供のころは残酷なイメージがありました。
  最後の月夜の海の場面は、小さなカナリヤが死んで海の底深く沈んでいくと思えました。
 
  大人になるとまた色々な心情を思い浮かべることができ、
  今回のようなストーリーしました。
  金糸雀に幸せのお使いをしてもらいたいと思いました。



砂金1 砂金2



      金糸雀16





ご覧いただきどうもありがとうございました。




   
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