秋草 重陽
2014年 09月09日 19:00 (火)
格子の飾り棚に絵を貼り、後ろから灯をあてているだけの簡単なもの。
野菊です。
9月9日の重陽の節句は昔、観菊をしながら長寿をお祝いしたそうです。
墨隼(ぼくしゅん)教室A 瞼パテ盛、フェイスライン削り、オープンマウスとか色々地味にカスタム
SD13Bボディの袴姿はすわりが良くて好きです。
届いたニュースを見ると、フルチョはスレンダーで可動域のあるSDGrへ移行のようですね。
最近のヘッドは小顔なので合いそう。
うちでいうとF-16のルカ似や、17のセシル似の大きいヘッドはこれからいったい・・・。
役者でありながら多才な活躍をされている片岡鶴太郎さんの個展に行って来ました。
彼の描かれる魚が表情豊かで素敵。
技法に捕われずに自由でおおらか。
好きなものを好きなだけ、黙々と力いっぱい思うままに筆を進めている。
年相応の絵もあれば、まるで小学生のように無邪気な視点の絵も。
自分がたまにポツポツと描く絵は
これといって個性のないつまらないものなので、鶴太郎さん魅力的でした。
彼の絵は書道を習ったことのない外国人がアートで書画を書いているような感じがありました。
でも今の彼の作品はそんなくくりは必要ないほど素敵でした。
ずいぶんと前に鶴太郎さんは棟方志功(版画の巨匠)の役をされたことがあり、
旦那がそれ以来彼のファンです。
今回一緒に行くはずが仕事の都合が合わず、
まだ夏休み中の息子を寮から呼び出して行ってきました。
「これ 色の判断ができるひとの絵だね。 でも見え方が日本人より大陸的。」
と言われた時、物心付いた時から視力障害の旦那の道案内を常にしてくれていた
息子の感覚と経験が伝わってきました。
そのひとの描き方よりも”見え方”に重点をおいているのだなと。
将来仕事や生活や周りの方々にその経験を生かしてもらいたい・・・。
「墨に五彩あり」と教わったくらいなので
日本人の目は諸外国の方よりも繊細な色や景色を見分けられるのではないかと思います。
自分にも僅かでも何か伝えられることがあればいいなと、
日々手探り中です。
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