ご挨拶
二十数年にわたる介護に区切りをつける時がきました。
26歳の時からですので、人生のほぼ半分になるかという長い時間です。
当時はいずれ失明といわれていた旦那、徘徊し肺がんで亡くなった父、認知症の母。
認知症の母につけいるパラサイト姉。
まだ介護の終了ではありませんが、気持ちの整理が大分ついてきました。
できることはできる限りしてきたことと、もうここを拠りどころとしする役目を終えたと思える為、最後に幾つかの記事を残し、こちらのカテを一旦ここで閉じさせていただきます。
信頼できる方々に出会えて心より感謝致します。
どうもありがとうございました。
2017.07
鬼灯
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黒い川に鬼灯を浮かべ灯してみた
するとそこは川ではなく 淀み
溜まったまま行き場のない水だった
浅い薄汚い川に浮かんだ鬼灯
あの鬼灯を踏めば パンを踏んだ少女のように自分ごと深く深く沈んでいくんだろう

そんなもんだったんだね ルカ

そんなもんだったんだよ クリス


役目を終えた時に
これ以上真夏日になると無理なので、涼しい朝のうちにスケッチへ。
絵ではないのですが努力されている方に感化されて、私も上達したいとの気持ちがでてきました。
今からでもまた大事なものが見つかりそう。

浅草寺へお礼参りと、お盆の提灯かわりにほおずきを買ってきました。
26歳から二十数年してきた介護に区切りをつけたら、重い肩の荷がおり目の前が徐々に晴れて見通しが良いです。
長すぎた。
好きでやっていたわけなどないし、元々デキが悪いからプラスに変えるよりも、失ったものの方が遥かに多い。
それでも信用できる人に出会えたし、福祉関係の住宅設計も強くなれました。
0歳児保育への仕事も従事できたし、これからもっともっと頑張りたい。
それに自分の時間もたくさん増えたじゃないか。
あの頃からしたらなんて身軽・・・。
そして遅かりしの感ありきながら、最近古い友人の言葉でやっと気づけたことがありました。
ただ「朝ご飯を母に作ってもらっている。」とたったそれだけなんですが、それも朝はパン系かご飯系かの流れで、それだけの他愛ない話で終わって。
でも気づいたことがあり救われたんですわ。
夏野菜モリモリサラダ

今年のほおずき市は風鈴の音がいつもより清らかに聴こえたりしました。
ガラス風鈴のチンカラも心なしか天上的。

介護が終了したわけではありませんが、記載するその役目が終わったと言うのが近いかもしれません。
自分は救われ助かった場所であり、その目的で始めた傾向のブログですが、多くの方にはお目汚しでしかなかったと思います。
お詫び致します。
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