マッスルスーツ
2016-10-08 Sat 22:06



本日は息子が通う学科の教授の講演に行ってきました。

同年代という背景もあり(言うまでもなく自分とは雲泥の差ながら)、
個人的にずいぶん以前からその活動に注目をしていた方でした。


教授が開発を重ねているマッスルスーツやリハビリ介助ロボットが欲しい、
と肺がんで亡くなった父の介護の時に思いました。

以前道で転倒した母を抱き起こすのでさえ自分には困難で、
泣きそうだったのも忘れられません。
あの時は近くにいた男性が助けてくれました。
そして自分が介護される時もやはり欲しい。できるだけ負担をかけたくありませんから。
介護だけでなく働く現場多種多様に必要です。

マッスルスーツは背中に背負い体に装着し、ナイロンでできた空気圧縮型の筒(人工筋肉)に空気を流し込んだ時の勢いを借りて、自力では困難な荷物を持ち上げる補助装置です。


工学博士の彼からしてみればただのいち保護者ですが、
向ける目線は人間としてなんら変わらないと思いました。
なんでもそうですが、より良い生活と共存のために皆頑張っている。


彼は研究者でありながら、それよりもなによりもエンジニア。ひとりの技術者。
メーカー企業にいそうな、
「娘が地方の国立大に行くので自分の心の準備が・・・。」と心配する普通のお父さん。



教授にしては若くて、のっけから
「論文(の為に時間をかけて)を幾つも書いて、井の中の蛙みたいにお互いを褒め合うよう(な教授)にはなりたくないと思った。」
と言われるだけあって、講演も企業のプレゼンのようでした。
実際に企業とタイアップして商品化されています。

「最初の頃に研究していた人工知能を持つロボットは、生きている間には自分が思ったような成果はでない。それ(人間が持つようなアイデンティティ)にはまだ時間がかかるので、研究をすぐに役立つよう実用製品化できることに切り替えた。」そうです。
動けない人が動けるようにを根源に、
リハビリ現場で利用者や家族の方々と話し合い、ニーズを柔軟に取り入れた研究開発されています。


一時的にでも経験された方は多いと思いますが、自分も手術入院中とその前後は大量の輸血が必要で、
ほとんど動くことができず、少し元気になってくると、「ママ歩けるようになってよかったな。」
と旦那が何度も言って喜んでくれました。
動けるというのは本人だけでなく、家族にとっても本当にありがたいことです。


微力ですが親としては、
これからの未来に向けて子供ら若い方達を育て、
老いや障害のサポートを工学視点での発展の援助をさせていくことができたらばと思います。


自分ができることはできるだけ頑張りますが、力が及ばないものは、
どうぞ若い皆さん方よろしくお願い致します。






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