天国の階段
2016-12-30 Fri 02:30
本年もありがとうございました m(_ _)m

※古い夢がモチーフなっている話です。 
湿っぽい要素が許容外の方はお控え下さい。 m(_ _)m




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昔人間のオヤジが言っていた。

天国には109段の階段が左右両側にあって、
それぞれ地上に向かって真直ぐ伸びているそうだ。

生まれてくる時は左側の階段を降りてくる。

ひとつ降りる度に煩悩とやらをひとつ背負って、
地上に降りた時はそれを108個、ご丁寧に誰もが持っているだとか。



じゃあ生まれたらすぐにその煩悩を背負って、
反対の右側の階段を折り返し昇って死んで行くのかい?
って冗談で聞いたらその通りだと。


昇るごとに煩悩が減っていって、108段目が生への執着を捨てるところらしい。

で、寿命が終わってその先の109段目が晴れて天国に逆戻りだ。


それってなんか身も蓋もないシュールな話だな。



昔人間のオヤジが言っていた。

「だからお前、生まれるのも死ぬのも最後の力が大事なんだ。
                     最後の力は残しておけよ。」と。


ああ、あんたの言ってる事が良くわかんないけど、(俺人形だしな)
折角だからちゃんと覚えとくよ。




『 煩悩って乱れや欲とかだってよ 』 『 俺ら300コくらいあるんじゃね? 』 
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『『 急ぐこともないからここで100年程眠りながら考えるか 』』






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古い夢の話です。

父が亡くなってからすぐに頻繁に夢に出て来ては、私にあれこれ話しかけてきた事がありまして、
そのうちのひとつに、

「天国には109段の階段があって、生まれてくるときは階段を降りて来て、死ぬときは昇って行くんだ。」
と妙な事を言っていたのが印象的でした。


話はそれだけなんですが、目の前には青白い大理石のような床が奥まで広がって、
その左右両側にはそれぞれ白く細い階段が下へと真っ直ぐに伸びていました。

あたりは蒼くて薄暗く、静かで誰もいません。
想像と違って天国って荘厳な門も立派な扉もなく番人もいないんだ。案外オープン。
と夢の中で思ったのを覚えています。

ところで中途半端な109段ってなんでだろう?と疑問でした。

この夏に父の七回忌を終えたのですが、
(お寺まで車で30分かからず体調も悪くないのに、
そっちでやっておいてと母と姉は欠席という薄情さ パンを踏んで黒い川に沈んでおしまい)
ふと、あの夢はこういうことかなと答えみたいなのが出ました。
ただのこじつけです。



また別の夢で
「俺が最初にこの世に生まれたのは7435万年前(うろ覚え)だ。」
と、しょーもないことを言ってました。

それって白亜紀? そんな告白されても・・・。

他にも色々・・・
もうわかったから静かに成仏していいよ、と苦笑いでした。
寝ながら父の記憶の整理でもして折り合いをつけていたのかな。 どういう整理


普通の事でさえ満足にできなかった父のおかげで、ずっと尻拭いの人生に疲れましたが、
彼の「相手には逃げ道を残しといてやれ」「最後の力は必ずとっておけ」の言葉は忘れません。
うわべのきれいごとでは言えない言葉です。
時代もあり、父も苦労したのでしょう。


年の瀬だからでしょうか、こんな忘れていた事を思い出すのは。
いや、歳かな。
このような話にここまでお付き合いくださいまして、ありがとうございます。



最後に懐かしの1stの写真 レイズナーのデフォが最近のヒット 
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本年も誠にありがとうございました。
どうぞ良い年をお迎えください。
新しい年、皆様に良きことあまたありますように。





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天国の階段
2016-12-27 Tue 23:47
※身内の問題や介護、今回故父のたんなる夢の話が主です。
許容外の方はお控え下さい。




     201505201303043dd[2] (2)





・天国の階段

父が亡くなった直後から父の夢やらを見ることが1年ほど続いた。
段々と父が成仏していると思える内容で、不思議とも面白いとも感じ楽しみでもあった。

考えてみれば、あれらの夢は無意識に脳内で自分の気持ちの整理をしていたのだろう。

反社会的な姉は揚げ足取りばかりで簡単な手続きひとつ手伝ってはくれず、母は常に悲劇の主人公。
本来相談すべき相手があてにならず、
それまでの介護と葬儀、相続関係の処理に心身疲れていた。
生活の中で気持ちの整理などする時間の余裕はなかったから、
眠りながら折り合いをつけていたのだと思う。


その幾つかの夢のうちのひとつが6年以上も経って、
もしかしてあれはそういうことだったのかしらと、ここ数日考えることがあった。

見始めて何度目かの夢の中で父が言った。

「天国(と地上の間)には109段の階段があって、片方は生まれて降りてくる階段で、もう片方は死んで昇ってくんだ。」


・・・天国と階段で繋がっているとは・・・。
で109段? また中途半端に微妙な数だこと。


そう思う私の目の前には、
青白い大理石のような広々とした床がずっと向こうの奥まで続いている。
奥は背景と溶け込んでよく見えない。
手前の左右の両側には、それぞれ白く細い階段が下へと真直ぐ伸びている光景が見えた。
周囲は青く薄暗く誰もいないけれど、透明感がありとても静かなシンプルで美しい場所だった。


その夢はそれでおしまい。
短いがそのビジョンも父の言った言葉も私の記憶に残った。


当時義母にその話をすると、
「108だったらあれよね、除夜の鐘(仏教)でいう人間の煩悩の数よね。」と笑っていた。
そうなんですよね。 
109ってなんか調べたらあるんですかね、と私も笑った。(東急の渋谷109くらいしか浮かばない)

それっきりで済んでいたのが、この年末でいく年くる年が近いせいかあの夢を思い出し、
そしてふと気づいたのだ。


ああ、その階段はやっぱり人間の煩悩を意味しているんじゃないだろうか。

人間は最初天国にいるのかもしれない。
生まれるまでにあの階段を一段降りる毎に、
必修科目のように課せられた煩悩をひとつずつ背負っていく。
嫌でも背負わなくてはそこから下に進むことはできない。
場合によっては途中であきらめざるをえない(生まれない)こともあるのだろう。

だから地上に降りた時は皆が既に108つの煩悩を持っている。
まだ小さい煩悩だ。

煩悩とは身心を乱し悩ませ智慧を妨げる心の働きと言われている。
それらが108項目もの多岐に渡るというわけか。
自分には身内の問題、介護、病気などが特にそれにあたる。
仕事や子育てはおそらく一般的。


やっと地上に着いた時それは生まれるということであり、
取りつく島もなく今度はさっそく折り返しで、反対側の階段を昇って行くことになる。
身も蓋もないが、つまり生まれたとたんに誰もが死へと向かわなくてはならない。

昇り階段は生きて地上にいる時間で、その人間の寿命ということだ。

生活していく経過でそれぞれの煩悩が次第に大きくなることもあれば、小さいままのこともある。
小さいままならばいいが、大きければその部分の段は高くなり、昇るのが困難になるだろう。


なにしろ必修科目なので、
ひとつひとつ煩悩の段をクリアしていかなくてはならないが、
ヘタをすれば途中で挫折しかねなかったり、最後まで昇りきれないこともあるだろう。



ようやく108段昇ったところが生への固執や未練の段であろうか、
執着を捨てたそこで寿命が終わり、あと1段先が天国のフロアなのだ。


私は父には感謝よりも虚しく砂を噛むような気持ちの方が大きい。
彼の子供であった為に普通ではしなくてもよいような尻拭いの人生に疲れている。
普通のことが素直に、当たり前にできない親。
生前にきちんと聞く耳を持って考えてくれていたら、認知症の母と生まれつきであろう反社会的な姉に、
ここまで酷い仕打ちをうけることも無かったろう。
(この話はつらすぎるので、いずれその時がくれば)


現実は現実で受け入れて生活していくしかない。


父の言葉で”どんな相手にも逃げ道を残してやれ”と
”最後の力は自分の為にとっておけ”だけは何よりもありがたいと思っている。

生きる時代も影響するが、きれい事の上っ面では言えない言葉だろう。


夢で見た天国と思える場所は、
エントランスの部分だけかもしれないが、そこに門や扉は無く番人もいない。
入るのに審議は必要ないようだ。
煩悩の階段をクリアし、残していた最後の力であとひとつ足を進めればそれでいいのだ。
そこが109段目。

だから父は天国には109段の階段があると言ったのか。



そんな納得をして、風邪でぼうっとした頭で考えていたこの年の瀬だ。
自分が無意識に作り出した夢の疑問を、
6年以上経てふと、こういう事なのではないかと自分なりの答えをみつけただけだ。
85歳近くまで生きた父だったからこう思うのであって、
これが若くして突然亡くなったのならばまた違うのかもしれない。



・笑い話

今これを書きながら当時の夢のひとつをまた思い出した。
父は「自分が一番最初に生まれたのは〇〇〇〇万年前。」とも言っていた。

正しい数字を忘れてしまったが、7435万年前だったかな?(笑)
覚えていた頃に簡単に調べたら確か白亜紀の最後の方だったような・・・。
そんなこと告白されてもねぇ・・・と苦笑いした覚えがある。

あとは天国で女の子ともっと小さい男の子に青い滑り台とブランコを作っているとか、
「お前これ持っとけ。」とお札くらいの大きさで、円陣の中に筆で何か書かれた文字の紙を渡されたり。

そうだ、こんな夢もあった。
亡くなって1週間程だかでうちにひょっこり遊びに来て、
機嫌よくラジオに合わせて歌いながら階段を上がってくるので、
お父さん、死んだんだからもう早く天国へ行かないとダメだよ!と焦って止めたら、
「うるせぇんだ、バカ野郎!」といつものべらんめえで軽口を叩き、怒ってそのまま帰って行ったのだ。
まったく死んでまでも世話が焼ける。

それを義母に話すと「あはは、あのお父さんらしい。」と笑ってくれたっけ。



・黒い川

自分の退院後3週間して、父の命日に七回忌を私と主人ですませた。
母と姉は体調が悪いわけでもないのに来ない。
隣の区のお寺迄は車で30分とかからないのに。
そっちでやっといてくれ、お金は渡したからいいだろと。(もらっていないけど)
そういう薄情で自分勝手な人間達だ。


父の墓前に、私にできるのはこの法事が最後だからと告げて手を合わせた。



・線を引く

今年は病気で臓器を失ったり、
長年、旦那を含めれば20年以上介護を黙々と真面目にやってきたにも関わらず、
まさかこんなことになるとは、とさみしく辛い思いがあったが、
おかげで自分なりの”線引き”というものができるようになった。


これ以上関わるのは健康上無理なので、もういい。
上辺のきれいごとなどもういい。
大事な家族や友人に迷惑がかかるから、もういい。

身内の悪口はみっともない、あさはかのように指摘される方もいるが、
その中に介護をされているの方は、経験上少なかった。
(実際は自分の周囲にこの25年近くいない。 介護経験一時的、なしの方はいます。
結局そういう方に耳を傾けるも、上辺の意見で残念ながら終わっている。)

信用がおける人達をこれからも大事にしていきたい。


旦那が言った。
「簡単なことで、お天道様に顔向けできないことをしなければそれでいい。」
義母が言った。
「やってれば、人生は成るように成るんだ。」
友人が言った。
「いつか時間がきっと解決してくれるから。」

ありきたりだけれど、その通りだと思う。







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ルカと子羊
2016-12-25 Sun 23:58



161225DSC_0629 眠ルカ2
Lucas swd and Lamby




貴方に安息がありますように





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