常盤万作(ときわまんさく)
2012-08-17 Fri 01:10
    主人の実家、福島に帰省しておりました。
    先週やっと震災による家の補修工事がほぼ完了しました。

    大きな倒壊はなかったものの、なかなか工事が進まず、終わらずでした。

    浴室が新しくなり、これでこの冬は義父母が
    寒さから逃れてお風呂に入れると思うとうれしいです!

    
    ここは第一原発から55kmほど離れた場所です。

    昨年から小さいお子さん達の姿はみえません。

    今年の夏は蝉の声が聞こえず、音のない世界のように
    静まりかえったお盆でした。

    結婚して20年、こんなことは初めてです。
    85歳を過ぎた義父も蜻蛉がいない夏は初めてだそうです。


    ですが孫(うちの息子)の誕生を喜び
    その時庭に植えてくれた常盤万作(ときわまんさく・約2m弱)は
    以前と変わらず出迎えてくれました。


    郡山1DSCN4188_convert_20120816225732



    義父母の笑顔も変わりませんが、
    福島はずいぶんと変わってしまいました。



    郡山2DSCN4201_convert_20120816225920
    (8年ほど前)

    ニジマスが泳ぐ川


    郡山3DSCN4202_convert_20120816230052
    (息子の小学生の頃の絵)

    オニヤンマのいた山



    そして思い出の場所、
    第一原発から20km圏内の楢葉町、木戸川。
    ここは秋になると鮭が産卵しに海から遡上してきます。

    昔、卵からかえした鮭の稚魚をこの木戸川に放流したことがあります。

    息子の小学校で下町隅田川(東京)に鮭の稚魚を放流するプロジェクト
    がありました。

    頑固な息子は隅田川ではなく卵の故郷、木戸川に放流すると
    泣いて譲りませんでした。
    (隅田川では生き残れません そして鮭は生まれた川に戻る習性がありあます)

    木戸川の鮭やな場の職員さんのご好意に甘え、
    立会いのもと家族で育てた稚魚(4cm名前は元気)を個人的に放流させて
    いただいたことがあります。

    (いつかこの時のことをブログに書かせていただけたらと思います)

      
    あの場所も変わってしまいました。



    楽しかった昔のことばかり思い出してしまいます。

    これからどうなるのかわかりません。
    どうしていいのかも良くわかりません。


    でも義父母が生まれ育った福島を離れたくない意思が強いので、
    できる限り見守り助けたいと思います。


    常盤万作は常緑の木です。
    東北の寒~い冬でも元気です。
      
    色々ありますが
    この万作の木を見るとこんな風に青々としていたいと
    少し元気がでてきます。

    
   
      
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