ips細胞
2012-04-01 Sun 00:10
2012.07.04

   NHKのクローズアップ現代を見ていました。

   山中教授らオールジャパンで構成されたips細胞の研究のひとつが、

   来年度治療の臨床試験をするまでに進んでいることを知りました。

   「え、もうそこまで進んでいるの。」

   うれしい驚きです。


   ド素人な自分の考えていた倍の速さですから。

   治験まで早くて10年はかかると思っていました。

   山中教授もうれしい誤算とおっしゃっていました。


   来年度の治験は目の網膜の病気、加齢黄斑変性という視力を失われる病気に対して

   行われるということです。




   ips細胞:人工多能性幹細胞 (induced pluripotent stem cell:iPS細胞)

   人間の皮膚などの体細胞に、極少数の遺伝子を導入し、数週間培養することによって、
   様々な組織や臓器の細胞に分化する能力と
   ほぼ無限に増殖する能力をもつ多能性幹細胞に変化します。
   (京都大学ips細胞研究所のHP CiRAから抜粋 詳しくは コチラ )
   


   難しいので”万能の細胞”と自分は覚えています。

   病気やケガで損傷した組織を、自分の細胞から新たに作り出し、

   (目的の細胞にきちんと分化させる必要がある。未分化だとガン発症の例がある。)

   また自分に移植するという再生治療。

   つまり自分の細胞なので拒絶反応がおこらないのです。
  


   夢のよう、魔法のようですね。

   いえいえ失礼しました。夢でも魔法でもなく研究の成果です。



   上記の網膜の病気の方ならば、自分の細胞から網膜を作り出し移植手術となります。

   ips細胞は移植治療だけでなく、病気の原因の解明、新しい薬の開発、

   神経の病気、統合失調症やアルツハイマーなど

   様々な医療に活用できると考えられているようです。

  



   わたくしの旦那が角膜変性症という目の病気で角膜移植を受けたのが約5年半前。

   当時医療チームから「実は今、他人からの角膜提供を待たずに自分の細胞から
   
   角膜を再生する研究がされているんです。」

   と聞きました。




   それがこのips細胞のことだったのでしょうか。




   角膜は拒絶反応のとても低い組織です。

   その点は安心ですが、当時海外の提供者で1年、国内の提供者では5年は待たないと

   いけませんでした。

   提供いただけるだけで足を向けて眠れないほどありがたいことですが、

   やはり患者本人、家族の生活、

   精神状態のひっぱくを余儀なくされてしまいます。

   実際当方も発症してから医療の発達により手術可能となるまで13年が過ぎ、

   ぎりぎりの状態でした。




   角膜のような組織であれば数週間で培養が可能と聞きました。

   負担が激減です。         

   

   倫理的、宗教的にも画期的で、今後難病の方々の為にぜひとも

   少しでも早く一般治療に至って欲しいと願ってやみません。

   旦那も、もう片方の目はこれ(ips細胞移植)でいく!と待っております。

   


   そういえば旦那は世界でも症例の少ないタイプだったようで

   (それゆえ治療方法がずっと見つからなかった)

   手術により取り除いた本人の角膜を今後の医療のために研究させて欲しいと

   言われました。

   オフコース ウエルカム デース。

   旦那は海外の方の角膜をいただいたのでプチ外人です。

   ぜひともお役立て下さいと喜んで誓約書にサインしました。

   
   「個人情報、研究内容は秘守いたします。」医療チームの方々笑顔です。

   本当にわたくし達にもなんの研究をしているかいまだに情報なしです。(笑)

   今回のips細胞の研究にも役立って欲しいものです。


   
   クローズアップ現代に出られていた山中教授、

   静かに深く、使命感に燃えた目をされていました。

   長生きしてもどうせ介護人生だから長生きしたくな~い、

   などといつも考えているわたくしですが・・・

   心が動かされました。

   
                 
                       薔薇DSCN2727_convert_20120703232120


        
   
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